2019.10.27 Workshop
ふたりでつくる結婚指輪 – ひねりと波ラインの個性あるリング
今日はラグビーワールドカップの南アフリカとウェールズの準決勝でしたね。
ハラハラどきどきの試合で、気づけばどちらのチームも応援していました(^^)
決勝戦も楽しみですね。
最近はもっぱらインスタグラムでの更新が多くなってましたが、
先月「ふたりでつくる結婚指輪」で指輪を完成されたお二人の様子を、
ダイジェストをお届けしたいと思います。
今回紹介するお二人は、実は有松絞りの職人さんでいらっしゃるんですよ(^^)
そして何気に奥様は実は私の通っていた大学の同じゼミの後輩さんでもあります。
通っていた時期は違いますが。
別の分野で「ものづくり」に携わっていらっしゃる方がどんなジュエリーを制作されるか、
私自身とても楽しみにしておりました。
まずは1回目の様子から。
指輪の厚みを出すためにまずはざっくりとノコ刃で削り落とします。
その後はワックス用のヤスリに切り替えてザクザク削って、
希望の厚みになるまでノギスでチェックしながら作業を進めていきます。
厚みが出て来たら、それぞれのデザインにあったラインを少しずつ作っていきます。
奥様はストレートなリングをベースに一部ひねりを入れた指輪に挑戦です。
ワックスは青色なのでなかなかイメージもわかりづらいのですが、
持ちうる想像力をフルに活かし、とにかく形をよく見る!のがコツです。
そして旦那様は波ラインということで、横ラインをまず削っています。
波ラインは正直、初心者の方にとっては難易度は高めです。
ただ旦那様は芸大出身のデザイナーということもあり、
ヤスリの使い方にも慣れていらっしゃっていて、削りっぷりが素晴らしかったです。
1回目はまずはここまで。
とても気力を使う作業なので、1回で終わらなさそうな作業の場合は、
大体2時間ほどで区切っています。
無理せず、いいイメージを持ち続けることがとても大切です。
日を変えて2回目です。
彼女さんは引き続きひねりのラインを少しずつ丁寧に削り出している横で・・・
旦那様は横でざっくざっく削っている様子が対照的で素敵でしたね。
旦那様はこの日指輪のスケッチを描いていらして、
ランダムな感じの波ラインを削り出していくことに。
幸せそうに丁寧に製作されている姿がとてもいいですね。
指輪を眺める姿が、とても様になってます。
そういえばバットの中にストッキングが転がっていますが、
これもワックスの艶出しに使用したりするんですよ。
面白いですよね。
ワックスについたヤスリの傷を整えて完成です!
完成したワックスです。
この時点ですでに素敵ですが、ここから一気に完成へ!
リングのベースは私の方で磨いておきましたので、3回目は仕上げの作業からスタートです。
旦那様はリング全体に金剛砂を当ててつや消しをされました。
私はお好み焼き屋さんでよく見かける容器を使用していますが(^^;)
指輪に金剛砂を当てることができれば、容器はなんでもいいんです。
つや消しにムラがないか、チェックです。
奥様はリングの上半分だけ「つや消し」されて、下半分は「鏡面」の仕上げにされました。
ここで一度私の方でお預かりして石留めと、レーザー刻印をさせていただきました。
最後にリングの内側を磨いて、ようやく完成です!
とってもかっこいい、そしてとても可愛らしいリングが完成しました ♪
旦那様はK18ホワイトゴールド、奥様はK18シャンパンゴールドです。
別の角度から。
旦那様のリングは、なんといってもそのラインがカッコイイ。
部分的に面が凹んでいるのもまたいい感じです。
奥様のリングには斜めのラインを「つや消し」と「鏡面」で仕上げて
柔らかく優しい雰囲気に。
斜めのラインにブラウンダイヤモンドを一粒留めさせていただきましたが、
留めた位置がさりげなくて、とってもお洒落ですね。
そしてリングの内側はお二人で手押しの刻印を体験していただけますが、
お二人はでは深めのレーザー刻印をチョイス。
レーザー刻印は、色々とフォントや絵文字をお選びいただけますよ。
1から指輪を作っていくのはドキドキもありますが、
お二人とも工程をとても楽しんでいただき、
完成した指輪をとても喜んでいただけて、本当によかったです。
完成したときの達成感は、
共に制作した二人にしか味わえないものがありますよね(^^)
末永くお幸せに♪
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