3Dプリンターによるジュエリー製作

2019.11.13 Diary,Original Jewelry

3Dプリンターでのジュエリー製作

だんだん名古屋でも寒さが増してきて、日が暮れるのが早くなってきました。
ぼちぼち紅葉の季節と言ったところでしょうか。

実は昨年度、ジュエリー製作のための3Dプリンターを導入いたしました。

数年前に比べると機器の種類も増え、安い価格のものも出てきたので「いつか欲しいなぁ」っと思っていたものの、個人で購入するにはまだまだ値段が高いのでもう少し先の未来かな、っと思っていたんですよね。

でもそんな時に知り合いの職人さんから補助金制度のことを教えていただき、
3Dプリターを導入するための補助金を申請しましたら、
ありがたいことに交付を受けることができまして。

密かに夢見ていた3Dプリンターを、
思いのほか早くに導入することができました。

補助金の申請書とか書くのは初めてでしたし、
教えていただいたのが締め切りの2週間前でしたので
「そもそも間に合うのか」っとも思いましたが、
なんとか補助金のために書き上げました。

長年レポート的なものは一切書いてこなかったのですが、
ここにきて大学の時に書いた卒論の経験が活かされました。

そんなこんなで私が導入したのは光造形タイプの3Dプリンターです。

3Dプリンターによるジュエリー製作

ドロドロの樹脂の中をレーザーがぴかぴかっと光って硬化され、
このようにひっくり返って造形されます。

はじめて扱うときは未知すぎて恐る恐るでしたが、
造形された樹脂は強度があることもあり、使っているうちに徐々に扱いにも慣れてきました。

ナチュラルダイヤモンドジュエリーの原型

写真は造形のサポートを取ってあと、ナチュラルダイヤモンドを乗せてみたイメージです。
ちょっと顔っぽく配置してみました。

様々な種類の樹脂があるのですが、こちらはこのまま鋳造することができる樹脂なんです。鋳造に適していない金属もありますが、イエローゴールドやシルバーはいまのところ問題ありません。

ナチュラルダイヤモンドジュエリー

鋳造から戻ってきたものを磨いて、石留めしたりする工程を経て、無事ジュエリーの完成です。

無事ジュエリーが完成して、宝石がキラキラと輝く瞬間は
何度経験しても気持ちがいいものです。
私のテンションもアップ(^^)

ジュエリー製作は様々な方法がありますが、
CADのよいところは宝石に合わせて石枠を製作ができたり、
細かいデザインを製作することができるところでしょうか。

複製しやすいのも利点ではありますね。

ただ、画面上数値を入力してデータを製作したとしても、
実際に出力してみたら自分のイメージと異なっていたということも多々あります。

機械によっても出力の細かいな違いもあったりすることはもちろん、
枠が石のサイズに合わなかったり、爪が思ったよりも短かったり、
強度が足りなかったり・・・

試行錯誤の繰り返しです。

今回ありがたいことに3Dプリンターを導入することができたおかげで
試行錯誤を容易に試せる環境が整い、データの精度もあげることができました。

一時期遠さがっていたCAD製作が本当に楽しくなったので、
思い切って導入してよかったなぁ、っと心から思います。

少しずつではありますが、作品数も増やしていきたいと思います(^^)

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