2019.05.19 Workshop
ふたりでつくる結婚指輪 – ぼこぼこテクスチャーと星模様
先日は10連休ということで楽しまれた方も多かったのではないでしょうか(^^)
なんだか10日も休みが続くと、「日本が眠っている」ようでしたね。
ということで、10連休中に「ふたりでつくる結婚指輪」でご来店いただき、
素敵な指輪を製作されたお二人のご紹介です。
まずは1回目の原型製作の様子から。
まずは厚みのあるワックスの幅を糸鋸でざっくりと落とし、
ワックス用のヤスリで厚みを出していきます。
そしてある程度厚みを出したあとは、いよいよリングの形の製作です。
今回お二人は凹凸のある結婚指輪をご製作されるということで、
すり板の角にリングを当てながら、細かいヤスリで一つ一つ面を削り出していきます。
削り初めは、
「どのように削っていいんだろう?」
っと迷ってしまうのですが、次第に慣れてくると、
「次はここを削ろう」
という感覚がなんとなくわかってきます。
随時手を止めて形を確認するのも、大事なポイントですね。
日々慣れないことをやると人間疲れてしまうのですが、
お二人ともものづくりがお好きだということもあり、集中力が素晴らしかったです。
彼女さんは途中でリングが割れてしまうというハプニングもありましたが、
前向きな気持ちと持ち前の明るさで無事原型を完成することができました(^^)
そして鋳造後、GW期間中に刻印と磨きにお越しいただきました。
リングのサイズをご確認いただいたあと、まずは刻印入れからです。
シルバーリングでサクッと練習したあと、いざ本番です。
原型を製作するときもそうだったんですが、二人とも集中がすごいんですよね。
しかも早くてとっても上手!
本番の刻印もさっさと終わり、私はほんとびっくり。
金種(K18など)の刻印は基本的に私が入れることが多いのですが、
お二人はとても上手なのでこちらも入れていただきました。
刻印を終えたあとは、リングの内側と外側を専用の工具を用いて磨いていきます。
一つ一つ面を丁寧に磨いていきますので、集中力のいる作業です。
一通り磨きを終えられた後、
彼女さんはリングの表面に星模様を入れられたいということで
いざその工程へ。
シルバーリングで練習した後、いざ本番です。
彼氏さんに見守られる中、
まずはヤスリが入りやすいように先端工具でリングの表面に軽く溝を入れまして・・・
ヤスリで削っていきます。
頭につけておりますのは、お馴染みの拡大鏡です。
基本的に「おじさん」が着けているイメージが強いアイテムではありますが、
女性が着けると格好良さが増して「ベテラン職人」に見えてしまう、
不思議なアイテム(笑)
ヤスリで慎重に星模様を着けたあとは・・・
「星」を磨きます。
見守っていらっしゃった彼氏さんも作業を再開してリングの内側を磨き、
ポイントを変えて艶を出しまして・・・
無事完成です♫
色味はK18ホワイトゴールドと、K18シャンパンゴールドです。
味のある凹凸が、とってもいい感じですね。
彼女さんが頑張って入れた星模様もキラリ。
とっても上手で、ほんと素晴らしい!
刻印もほんと上手でした。
お互いのイニシャルの間に入れる刻印を「&」と「to」で迷われていましたが、
筆記体が可愛い「to」に軍配があがりました。
ドライフラワーがお好きということで、
店内にあるミモザで撮影させていただきました。
お作りされた指輪をとっても気に入っていただいたようで
「帰り道は指輪をチラチラとみて、ニヤッとしてました(笑)」
っとメッセージをいただき、とても嬉しかったです。
愛知県は何気に結婚指輪を手作りできるのお店が多いのですが、
その中からお選びいただき、本当にありがとうございました。
製作のお手伝いを出来て、私もとても楽しかったです。
是非末長くお幸せにお過ごしください(^^)
オーダーメイド結婚指輪とハンドメイドジュエリー
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