2011.06.22 Diary

ボランティアに参加して思ったこと – 活動編

久しぶりの更新になります。

先週は「都民ボランティア」の一員として気仙沼の大島へ一週間ほどボランティア活動に参加させていただきました。
ジュエリーとは全く関係ありませんが、私が思ったり感じたことを、そして知ったことを皆さんと共有できたらいいなぁっと思うことを、少しこちらで書きたいと思います。

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■活動スケジュール
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6/10(金) 新宿より現地へ移動
6/11(土) 個人宅にて倒れたブロック塀やの解体・除去 / 木材の撤去・移動 
6/12(日) 船の移動(男性陣AM) / 個人宅の家屋の清掃
6/13(月) 瓦礫の分別・撤去
6/14(火) 個人宅の家屋の清掃 / 地元中学生や他ボランティア団体と広場の清掃
6/15(水) 仮設住宅へ家財の搬入 / 宿舎の掃除
6/16(木) 現地より新宿へ移動

一週間のスケジュールはざっと上記のような感じでした。

個人宅での家屋の清掃では、畳や荷物などの家財の移動したり、
ガラスの破片が散乱している部屋を清掃したり、
泥で汚れた食器類を洗ったり、
崩れたブロック塀をハンマーやバールなどで砕いてみんなで運ぶという作業などをしました。

「瓦礫の分別・撤去」とは色々な資材でごちゃまぜになっている瓦礫の山を
木材や瓦、不燃・可燃など約13種類にみんなで手分けして分別する作業でした。
ちゃんと分別しないと自治体が収集してくれないので、種類に分別して、所定の場所にまとめてなくてはいけないのです。
分別しているときは、家主さんの思い出の品も沢山でてきました。

人数がいたからこそ作業が進んだものもありましたが、
中には人数がいてもまだまだ全然進まない現場もありました。
家にお住まいの方たちだけでやっていたらいつまでたっても片付かないしって思ったし、
お年よりであればなおさらだと思いました。
人手が足りないし、まだまだボランティアの力が必要だと感じました。

慣れない体力仕事のため、3日目辺りは疲労で半分魂が抜けかかったりしましたが、
人の体は素晴らしいことに順応してくるもので
なんとか5日間の活動を終えることができました。

活動を通じて心から思ったのは大島の人の優しさでした。
中にはお昼のおにぎりやお味噌汁を作ってくれたり、
パンやジュースをご馳走していただいたり、
おやつにフルーツやケーキをご馳走していただいたり、
帰りに野菜や梅干しなどの食材をたくさんいただいたり・・・

皆さんの生活もまだまだ大変なのにも関わらず、
ボランティアである私たちへ温かい言葉をかけていただき、
本当に微々たる力ではあったと思いけれども、思い切って参加してよかったなぁっと心から思いました。

言うまでもなく、テレビなどの視覚や音声のみで得られる無機質な情報と、
その場の空気やにおいなど、身体全体で受け止める情報とは全く違うものがあります。

震災の現状を知る事はもちろんのことですが、
大島の自然の豊かさ、海の美しさを体感することができたのは、
現場に赴く機会があったからこそだと思います。

現場・現実を肌で感じる大切さを改めて感じました。

それと同時に、
震災から3ヶ月から経過し、人々の意識からだんだんと震災への記憶が薄らいでゆく中で、
現地は復興どころか、復旧までまだたどり着いていないんだなぁっと現実を
自分の目で確認することができました。

どんどん生活が日常に戻り、
震災への意識が薄らいでゆくのは仕方がないことだけれども、
それぞれが自分にできることをやることを考え、
そして忘れないでいることがとても大切なんだなぁっと思いました。

http://www.youtube.com/watch?v=7I5TJ8UtbYM

とてもシンプルだけれど、好きな旋律。

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